にんにく卵黄は日々の疲れ、だるさに効果的な滋養強壮食品です。
忙しい現代人にとって疲労を回復するということは、イキイキとした生活を送るために重要なことですが、どうしても次の日に疲労感が残っている方は多いはず。そんなときはにんにく卵黄のサプリメントで体力を回復するのが手軽でおすすめです!
このページではにんにく卵黄がだるさや疲労回復になぜ効果があるのか、成分やメカニズムについて解説しています。
まずはだるさ、疲労の原因を知ることからスタート
そもそもだるさや疲労の原因がどこからきているのか、まずは見極めることから始めましょう。慢性的な疲労感や倦怠感を感じているなら、病気の可能性もあります。
その場合、にんにく卵黄を飲み続けても意味がないかもしれません。あくまでにんにく卵黄は食品だということ!補助的な役割として飲み始めるようにしましょう。
末梢性疲労と中枢性疲労のどちらなのか見極める
疲労の原因はおもに、
- 末梢(まっしょう)性疲労…肉体的なストレスや疲労
- 中枢(ちゅうすう)性疲労…精神的なストレスや疲労
の二つに分類されます。
体の疲れなのか、それとも脳が疲れているのか、またどちらも疲れているのかを判断したとき、ストレスフリーな自然な状態になったときに、回復が可能だと感じるならにんにく卵黄が効果的です。
ストレスが活性酸素を大量に発生!より疲労が溜まる悪循環
上述した末梢性疲労(肉体的ストレス)、中枢性疲労(精神的ストレス)が溜まり続けると、ストレスに対抗するホルモンの分泌が弱まり、活性酸素が大量に発生し、より疲労が強くなります。
人間は呼吸をすることで酸素を代謝してエネルギーに変えますが、そこで必ず発生してしまうのが活性酸素。体に侵入するウイルスや毒素を排除する免疫力がありますが、使われない活性酸素は体内を攻撃し、細胞が傷ついて疲れの原因になってしまいます。
健康体であれば、体が活性酸素から守るシステムが働いているため、そこまで影響を受けることがありませんが、日々の忙しさや強いストレスを続けることで、活性酸素が大量に発生し、処理能力の限界を超えることで、疲労物質となり、さらには大きな病気のもとにもなってしまいます。
にんにく卵黄の原料のにんにくは、強い抗菌・殺菌作用があるため、この活性酸素を分解し、抑制化することができます。
病的な疲労だと感じたら即病院へ行くこと!
にんにく卵黄を飲む前に、現状で自我が保てなかったり、過度の睡眠障害がでているなど、なにか病的な疲労がでている場合は、まずにんにく卵黄を飲むことよりも先に病院に行ってください。
重度の倦怠感が続くと吐き気をもよおしたり、自律神経失調症などの精神疾患を発症してしまうと、医療機関で治すほかなりません。
にんにく卵黄を飲むのなら、治療をしたうえで飲み合わせなど医師と相談し、サポート的な役割として飲むようにしましょう。
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にんにくと卵黄の相乗効果で疲労回復効果アップ
にんにく卵黄はお互いの素材に不足する成分をおぎない、より高い疲労回復効果を望むことができます。ここではにんにくと卵黄の相乗効果による有効成分についてみていきましょう。
アリシンが疲労回復のキーポイント
アリシンはにんにくの主成分であり、あの臭いのもとでもあります。抗菌・殺菌作用があり、後述しますが重要なポイントとなるビタミンB1の吸収を高める作用があります。
にんにくを切ることで繊維が傷つくと、あの独特なにんにく臭を発しますが、これは細胞膜をへだてて存在している無臭のアリインと、アリナーゼという酵素が反応し、アリシンが生成されたということです。
このアリシンは硫黄化合物で揮発性のため、さまざまな物質と結びつきやすく、これがにんにくの多岐にわたる薬効へと変化していきます。
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疲労回復に効果のあるビタミンB1
疲労回復、滋養強壮にかかせないネルギー代謝に必要な成分。豚やレバーなど、言わば精がつくとされる食品に多く含まれます。にんにく卵黄で言うと、卵黄にビタミンB1が豊富に含まれます。
しかし、水溶性なので体内に吸収しづらく、どれだけ摂取しても一定量を超えて蓄えることがでず、尿と一緒に数時間で排出されてしまいます。つまり、効果が短時間しか発揮できないということ。
ビタミンB1は私たちの主食のご飯などの糖質を、スムーズにエネルギーに代える代謝をする役割があります。このビタミンB1が不足すると疲れが溜まりやすくなり、ひどいときには脚気になることもあるので、過不足にならないように気をつけなければいけません。
アリチアミンが生成されより素早い疲労回復を実現!
「アリチアミン」はにんにくの主成分アリシンと、卵黄のビタミンB1が結合してできた化合物です。別名「持続型ビタミンB1」と言われており、疲労回復効果など、ビタミンB1と同様の働きをします。
しかし、通常のビタミンB1との大きな違いは、水溶性ではなく、脂溶性だということです。上述したように、水溶性だとすぐに体外へ排出されてしまいますが、脂溶性になったことで体内への吸収率がほぼ100%となり、血中に長時間残ります。
ということは、蓄積された疲労物質を素早く排出される新陳代謝が常に長い状態活発となり、糖分をエネルギーに効率的に転換でき、素早い疲労回復を実現します。
にんにく卵黄の疲労回復以外の効果
これまでは「にんにく」と「卵黄」の相乗効果が疲労回復にいいと解説してきましたが、疲れやだるさにだけ効果があるわけではありません。
ここでは疲労と関係の深い悩みについて、にんにく卵黄がどのように効果的なのかを解説していきましょう。
良い睡眠が得られ朝の目覚めから疲れがなくなる
なかなか寝付けなかったり、朝の目覚めが悪く、昨日の疲れが残っている状態の方は、にんにく卵黄を飲むことで良質な睡眠をサポートすることができます。
良質な睡眠には、幸せ物質であるセロトニンという神経伝達物質の働きが重要であり、ストレスに反応するノルアドレナリンや、快感に反応するドーパミンの分泌を抑えてバランスをとります。
にんにくはこのセロトニンの材料となるトリプトファンが豊富に含まれているため、心身のバランスを整えて質の高い睡眠をとりやすく、朝の目覚めもスッキリとすることができます。
また、暑さによる夏バテは自律神経の乱れによる影響が大きく、回復させるには良質な睡眠しかないため、熱帯夜で睡眠不足の方にも最適です。
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肝臓の疲れを取り除き肝機能を強化する
冒頭で疲労物質が溜まるおおもとの原因に、酸素から発生する「活性酸素」が関係していると解説しましたが、血液から運ばれた酸素を多く消費する肝臓は、とくに活性酸素の影響を受けやすい臓器になります。
肝臓は沈黙の臓器と言われるように、疲れを見せずに限界ギリギリまで不調を隠してしまう臓器です。そのため、わかったときには肝機能はすっかり弱まり、体に入った毒素を分解しきれずに、体内の器官が働かなくなります。
とくにお酒をよく飲む方は肝臓に負担をかけることになり、活性酸素が発生しやすくなるため注意が必要です。にんにくは主成分のアリシンをはじめとした、強い抗菌・殺菌作用があるため、この活性酸素を分解して抑制する作用によって、肝機能の強化につながります。
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糖尿病の予防や血糖値の上昇をふせぐ
もし、あなたが肥満気味の状態であれば、糖尿病性の疲労をまねく恐れがあります。たとえば昼食後は食事をしたことで高血糖な状態になりますが、このときに極度の疲労、座ってられない、今すぐ横になりたいという強い欲求が糖尿病性疲労です。
糖尿病は血糖値を正常に保つインスリンがうまく働かずに、血液に血糖が溜まったことで高血糖になった状態です。一度なってしまうと完治が難しく、進行してしまうと失明や心臓病や動脈硬化など、命に関わる可能性も大いにあります。
糖尿病は1型糖尿病という子供や若い人に多いものと、2型糖尿病という中高年に多いものがあります。世間一般的に知られている糖尿病は、後者の2型糖尿病で、太った人に多く、食生活や運動不足が原因と言われています。
生活習慣を改善することは重要ですが、にんにく卵黄を飲むことで、アリチアミンが血糖中の糖分をエネルギーに代謝するのをサポートし、血糖値の上昇を防ぎ、さらに卵黄のレシチンやビタミンEが血管にこびりついた酸化した老廃物を溶かして血流を正常化します。
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あくまで食品!即効性は求めないこと!
ここまでにんにく卵黄が疲れやだるさに効果のある食品と解説してきましたが、忘れないでほしいのが、にんにく卵黄はあくまで食品だということです。
医薬品ではなく健康をサポートする食品なため、即効性はなく、数ヶ月飲み続ける必要があります。また実感するには個人差もあるため、すぐにいいと感じる方もいますし、なかなか感じないという方も。
にんにく卵黄は長い目でみていくことが大事ですが、飲むだけで終わりではなく、疲れの原因をなるべく排除することもこころがけてください。
どうやっても無理という方以外は、生活習慣を見直し、改善するだけでも疲労の緩和は望むことができるため、にんにく卵黄に頼りっきりになることは避けましょう。
まとめ
にんにく卵黄は、にんにくの主成分アリシンと、卵黄のビタミンB1によって生成されたアリチアミンが、疲労回復に大きく関係しています。
また、疲労によって支障をきたす睡眠、肝臓、高血糖など、こちらも効果が期待できるので、お悩みの方は検討してみてください。
現在、私は数年間飲んでいるにんにく卵黄もご紹介しているので、気になる方はレビューをご覧くださいね。
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