にんにく卵黄は肝臓の働きをサポートし、肝機能の強化や、肝臓障害の予防に効果のある栄養食品と言われています。
肝臓は沈黙の臓器と言われるように、不調になったとしても気づきにくく、自覚症状がでたときは手遅れだった、なんてことも多々あります。
ここでは、にんにく卵黄がどのように疲れた肝臓の機能を高めるのかを解説しています。
そもそも肝臓ってどんな臓器?
そもそも肝臓とはいったいどんな臓器なのでしょうか?にんにく卵黄の肝機能を高める効果の解説のまえに、まずは肝臓について理解しましょう。
肝臓の主な3つの機能
肝臓の機能といってもとても幅広く、なんと500以上の働きがあり、体内にある最大の臓器です。その働きのなかでも主なものが、「代謝・解毒作用・胆汁の生成」です。
代謝
肝臓で言う代謝とは、食事から摂った栄養をエネルギーに変えて体中に送ります。食べ物は胃や腸へ流れたあと、消化された栄養は肝臓へ送られ、体の各器官へ使えるエネルギーに変えて送ります。
解毒作用
アルコールや薬などの有害物とされるものを分解し、無害化して対外へ排出します。これを解毒と言います。一時的に分解できる量には限界があり、限界の量を超えてしまうと急性中毒を引き起こします。
胆汁の生成
胆汁はいくつか役割があり、「脂肪の消化吸収を助ける働き」、「肝臓でつくられた老廃物を排出する働き」などがあります。
肝臓の機能が低下するとどうなる?
肝臓は我慢強い臓器のため、異常があったとしてもよほど悪くはない限り、症状に現れることはありません。ですので肝臓の機能は限界を超え、気づいたときには肝臓病となっていることも。
肝臓病とは、肝臓に発生するすべての病気の総称で種類があります。
- 脂肪肝
- 急性肝炎
- 慢性肝炎
- 肝硬変
- 肝臓ガン
このなかでも脂肪肝は一番多く軽いとされる症状で、肝臓に脂肪がたまりフォアグラのような状態になってしまう肝臓病です。
この脂肪肝は酒の飲みすぎ、食べすぎ、運動不足、糖尿病によるもの、薬によるものなどの原因がありますが、この原因を取り除くことで改善ができます。
しかし、脂肪肝以外の肝臓病はかなり重く、死に直結することも多いので、日頃から気をつけていなければなりません。
下記は重い肝臓病になったときの症状です。
黄疸(おうだん)で体中が黄色くなる
皮膚や目の色が黄色くなる黄疸は、肝臓疾患のなかでも典型的な症状です。これは、肝機能が弱まり、代謝されるべきだったビリルビンという黄色い色素が、生産されすぎたり体外へ排出しきれなかったことで起こります。
生活するのが困難なほどの疲労感や倦怠感
普通に生活をするのが難しいほどの体のだるさ、疲れなどの疲労症状、不眠や過度の眠気など、とにかく慢性的な尋常ではない疲労感を感じます。
他にもイライラや動悸などまだありますが、重い肝臓病になったときの典型的な症状は、上述した「黄疸」と「極度の疲労」です。
肝機能異常を抱える人は30年前に比べて約3倍に増加
日本人間ドック学会の調査では、肝機能に異常を抱える人の割合が、30年前と比べて約3倍に増加していると発表していました。
とくに増えているのが脂肪肝であり、外食が増えたことや、運動不足による肥満の増加、それによって糖尿病なども比例して増加したことで、合併症として脂肪肝を発症する方が多くなったことが原因です。
また、脂肪肝は放っておくことで、慢性的に肝臓の分解、解毒機能が低下し続けた場合、重い肝硬変や肝臓ガンに進行するリスクもあるため、なるべく速めに対応しなければ手遅れになる可能性もあります。
具体的な改善方法は、アルコールを飲まないこと、食事療法を適切におこなうということなどですが、栄養補助食品としてにんにく卵黄がうってつけです。
にんにく卵黄が肝臓に良いとされるワケ
にんにく卵黄はなぜ肝機能を高める働きがあるのか、成分についてご紹介します。
にんにくの成分が肝臓の働きを助ける
にんにく卵黄には、名前のとおりにんにくの成分が含まれていますが、このにんにくの成分が肝臓の働きを盛んにして、アルコールなどの異物をすばやく無害化します。
成分にはにんにくの主成分である硫黄化合物のアリシンや、必須アミノ酸のメチオニンなどがありますが、どれも肝機能を助けて代謝を促進させます。
弱った肝臓を回復させるには禁酒するのが一番ですが、お酒の付き合いもありますし、飲み会が多いシーズンもあると思います。
そんなときに、にんにく卵黄を飲むことでアルコールの分解を助け、次の日の二日酔いや頭痛、吐き気をおこさないようにします。
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まとめ
にんにく卵黄には、肝機能をサポートするための成分が含まれているので、肝臓が弱っている方には最適な食品です。
しかし、ただ飲むだけではなく、生活習慣を変えることで正しい習慣を身につけることが大切になってきます。
それをふまえたうえで、にんにく卵黄を飲むようにしましょう。
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