にんにく卵黄には、糖尿病の予防として最適な栄養素が含まれるため、血糖値が気になる方におすすめな栄養食品です。
ここでは、にんにく卵黄が糖尿病の予防にどう効果的なのかを解説しています。
糖尿病とは?
まずは糖尿病とはどんな病気なのかを理解しましょう。
糖尿病は一度なると完治することはない
糖尿病は一度なってしまうと完治することはありません。軽度から重度の糖尿病がありますが、軽度の症状であれば、治療によって健康な人と同じ生活を送ることができます。
糖尿病の症状
最初の糖尿病の自覚症状
- 疲れやすい
- 手足のしびれ、足がつる
- 喉がかわく
- ひん尿、多尿
- 体重が減少する
最初のうちは自覚症状をあまり感じないというのが糖尿病の特徴ですが、上記したものが軽度の糖尿病による代表的な症状です。
進行した糖尿病の合併症状
- 失明につながる糖尿病性網膜症
- 透析療法が必要な糖尿病性腎症
- 強くしびれる糖尿病性神経障害
糖尿病が進行すると怖いのが合併症を引き起こしやすくなるということです。糖尿病によって失明したり、肝臓を悪くして透析を受けないといけなくなったり、手足がつよくしびれるというのは、糖尿病の代表的な合併症状です。
糖尿病の原因
糖尿病の原因はインスリン不足です。血液中にあるブドウ糖(グルコース)と言われる体のエネルギーとなる糖の一種が、インスリンの作用がうまくいかずにブドウ糖がエネルギーとして使われず、血液中に多く残ってしまったことが原因です。
インスリンとは、ブドウ糖を全身の臓器や細胞へ届ける役目のホルモンであり、このインスリンによって血液中の血糖の量を一定に保ちます。インスリンはすい臓の中の、ランゲルハンスという細胞からつくられます。
食べ過ぎたり運動不足によって肥満になるとインスリンが不足し、その状態のインスリンでは体内に取り込んだエネルギーを上手に代謝することができず、不必要なエネルギーは体内に溜まっていき、悪循環を起こしてしまいます。
糖尿病の予防は食生活から
糖尿病を予防するには、まず規則的でバランスの良い、自分に合ったカロリーセーブをした食生活を取り入れるところから始まります。
一般的にバランスの良い献立を作るためには、さまざまな食材を用いることが有効的と考えられていますが、毎日こうしたレシピを実践することはとても困難です。
にんにく卵黄が糖尿病に効果のある理由
にんにく卵黄には、「にんにく」と「卵黄」のどちらにも糖尿病の予防に効果のある成分が含まれ、さらに二つの素材が合わさってことで相乗効果を上げています。
アリチアミン
アリチアミンとは、にんにくに含まれるアリシンという成分と、にんにくと卵黄のどちらにも含まれるビタミンB1が組み合わさってできた成分です。
アリチアミンは血液中の糖分をエネルギーに変える代謝が上手く、ブドウ糖を素早く処理して血糖値を下げる働きがあります。
この作用によってインスリンの分泌をサポートして負担を少なくします。
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レシチン
レシチンとは、卵黄に含まれる物質です。レシチンには水と油をなじませる乳化作用があり、血管内にたまった老廃物を溶かして血流をよくします。
これによって細胞が活性化してインスリンの分泌をうながし、血糖値を一定に保つようにサポートをします。
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まとめ
にんにく卵黄には、糖尿病の予防に効果のあるアリチアミンや、レシチンによって血糖値を上げないように働きます。
しかし、にんにく卵黄を飲むだけではなく、日々の生活習慣を見直し、運動不足を解消することで、糖尿病にならないための努力が必要です。
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