にんにくコラム

にんにく卵黄の各メーカーCMまとめ | 俳優、主演者、ロケ地調べ

にんにく卵黄の各メーカーCMまとめ | 俳優、主演者、ロケ地調べ

にんにく卵黄といえば、キャッチーなフレーズや、ドラマ仕立てのストーリーなどで、CMが有名ですよね?

「ばあちゃんのくっちぐせ~」や、「うがい、手洗い、にんにく卵黄」など、耳に残る歌や家族愛をテーマにした物語調で、一度はCMをご覧になった方は多くいると思います。

そこでここでは、にんにく卵黄を販売している各メーカーごとの代表的なCMをまとめ、出演している俳優が誰なのか、歌やナレーション、ロケ地はどこなのかなどを調べてみました。

耳に残る「健康家族」のCM

株式会社健康家族は、数ある各メーカーのにんにく卵黄のサプリメントの中でも、一番多く売れている「伝統にんにく卵黄」が有名です。

健康家族のCMは耳に残る歌い方や、コメディ要素がある面白いCMが多いですが、亡くなられた高倉健さんのような大ベテラン俳優もCMに出演しています。

公式「健康家族の伝統にんにく卵黄」の公式サイトはこちら

伝統にんにく卵黄「うがい・手洗いの唄篇」

「ばあちゃんのくっちぐせ~」や、「うがい、手洗い、にんにく卵黄」というフレーズが耳に残る伝統にんにく卵黄のCMです。間違っても「口クセー」や、「口づけー」ではありません!(汗)

長年放送されているCMなので、みたことがある方も多くいるのではないでしょうか。

アーティストは深水郁(ふかみあや)

にんにく卵黄のCM曲を歌う深水郁(ふかみあや)

出典:深水郁送別会ライブ-しまちゃんの愛し糸島ブログ

歌っているのは福岡県糸島市出身の深水郁(ふかみあや)さんです。ピアノの弾き語りと特徴のある歌声は、コンテンポラリー(現代的名)わらべうたとも言われ、伝統にんにく卵黄以外のCMや、地元商店のテーマソングなども手がけています。

どこか懐かしさを感じるけど今っぽい。そんな曲調が深水さんの魅力です。深水さんは地元の福岡から現在は東京に拠点を移していますので、お近くにお住みの方はぜひライブに足を運んでみてはいかかでしょうか。

参考:音のする魚 深水郁・ふかみあや日記

「うがい・手洗いの唄篇」の出演者、キャスト、俳優

お婆さんは二村英子(にむらえいこ)

【健康家族】伝統にんにく卵黄出演の二村英子(にむらえいこ)

笑顔が可愛いお婆さんは、二村英子(にむらえいこ)さんです。一般の方なのか、女優の方なのかは詳細はわかりませんでした。

姉役は元アイドルの秋山美穂

にんにく卵黄のCMに出演した秋山美穂出典【Rev.fromDVL OfficialSite】

うがいと手洗いをしている姉役が、秋山美穂さんです。今人気のある橋本環奈(はしもとかんな)さんが所属する、Rev.fromDVL(レブ・フロム・ディーブイエル)のメンバーでしたが、グループの解散(2017年3月31日)と同時に、芸能界から引退をしているようです。

にんにく卵黄のCMに出演した一橋優希

引用:グレートジェマー

弟役は一橋優希(ひとつばしゆうき)くん。現在の詳細はわかりませんが、名前で検索するとキッズモデルであったことがわかりました。

伝統にんにく卵黄「うがい・手洗いお母さん篇」

こちらは「かあさんのくっちぐせ~」にリニューアルしたお母さん編です。家族でにんにく卵黄を飲むのもいいかもしれませんね。こちらも深水郁(ふかみあや)さんが手がけている楽曲です。

「うがい・手洗いお母さん篇」の出演者、キャスト、俳優

「うがい・手洗いお母さん篇」は4人家族ですが、父親役の方しかわかりませんでした。

父親役の村上差斗志

にんにく卵黄のCMに出演する村上差斗志

出典:村上差斗志MurakamiSatoshi

元サラリーマンの村上差斗志(むらかみさとし)さん。福岡拠点の劇団、14+(フォーティーンプラス)に所属している俳優です。

伝統にんにく卵黄「高倉健土との出会い篇」

高倉健さんのCMとしての遺作であり、楽曲は井上陽水さんの「少年時代」をBGMとして使用しています。CMは2パターンあってめちゃめちゃ渋くてカッコいいので、にんにく卵黄のCMだっけ?と思ってしまうくらいのクオリティ。

健康家族の企業理念である「不器用でも信頼の置ける会社」と、高倉健さんの「自分、不器用ですから」という代名詞のセリフのイメージから、社長の藤裕己(とうひろみ)が直筆の手紙で出演を依頼し、実現に至ったそうです。

ちなみに、高倉健さんは映画出演本数は205本と圧倒的です。その反面、テレビドラマの出演は5本と、テレビにでない俳優としても知られています。まさにイメージどおりの大俳優ですね。

そして、生涯のCM本数は13本と、活動期間の59年を考えると少ないと思います。タレントCM起用社数ランキングをみると、1年で10本以上のCMに出演する方はザラにいますので、健康家族のCMに出演することがどれほどすごいことか、おわかり頂けるでしょう。

「土との出会い篇」ストーリー

高倉健さんが演じる伝説の農夫の夢は、農薬を使わずに立派なにんにくを作ること。そのためには、無農薬で有機栽培するために適した土地が必要になります。

そこで農夫は最高の土に出会うために夜行列車に乗り、南九州へと向かいます。車中では今までに培った知識や経験をしたためた手帳を、真剣に読み返し、頭の中でイメージしています。

とある駅に降り立った農夫は、ここならにんにくの栽培ができると確信を持ち、何かに誘われるように山を抜けると、広大な土地へとたどり着きました。

状態を確かめるために、土を触り、においをかいでみる。この土なら夢が実現できる!終始無言だった農夫は、嬉しそうな表情を浮かべました。

ロケ地は宮崎県えびの高原の自社農場

撮影場所は、宮崎県えびの高原にある健康家族の自社農場で行われました。えびの市と小林市の市境付近だそうです。かなり広大な土地で、東京ドーム11個分、東京ディズニーランドと同じ広さの農場だそうです。

また、CM中には大きな山がでてくるので、富士山と勘違いする方もいるようですが間違いです。動画の11秒~の山は、霧島連山(左側が高千穂峰)。47秒~の山は、生駒富士と呼ばれた夷守岳(ひなもりだけ)です。

最初のシーンで霧島連山(左側が高千穂峰)、後半の山は、生駒富士と言われた 夷守岳(ひなもりだけ)です。

参考:霧島観光|えびの高原 霧島 |Kirishima-Ebino

JR九州の協力で列車を臨時で走らせる

序盤のプロローグでの列車は、なんと未明に臨時で走らせたそうです。JR九州との数ヶ月の交渉のうえ、撮影に挑んだとのこと。

制作費用がどの程度かかっているかはわかりませんが、高倉健さんだからこそ走らせられたといえるでしょうね。

伝統にんにく卵黄「高倉健収穫篇」

2パターン目の収穫篇では、農夫が夜が明ける前の早朝からにんにくの収穫に出かけるところから始まります。序盤の室内シーンは、自社農場に小屋を建てて撮影したそうです。

「農薬は使わない。その分汗を流せばいい。この1年どれだけ頑張ったかは、穫れたにんにくが教えてくれる。」というナレーションが渋すぎます。

高倉健さんの力強さと、健康家族の徹底した無農薬生産へのこだわりが、とてもCMに表れていると思います。

「収穫篇」ストーリー

収穫篇では、農薬を使わずににんにくを作るという農夫の壮大な夢が実現する、という話です。

夜明け前、作業小屋で農夫が待ちに待った収穫の準備をしています。にんにくは収穫時期がとても短いので、梅雨前までには終わらせないといけません。

ラジオからは「宮崎県小林市、晴れ、南南西の風、風力3、982ヘクトパスカル…」と、天気予報が流れています。

この日は絶好の収穫日和。コーヒーを一口すすって暗闇の中、トラクターに乗ってにんにく畑へと出発。

農薬が使えないということは、その分毎日雑草を抜くなどの、手間と愛情がないとにんにくは育ちません。

にんにくを夢中で収穫していると、いつの間にか陽がのぼり始めます。周囲が朝日で明るくなり、手に持ったにんにくを満足そうに見つめる農夫。この一年の努力が報われ、夢がかなったようです。

高倉健さんの撮影秘話

亡くなってからもCMは放映し続けた

高倉健さんの訃報が公表されたあと、健康家族の公式サイトでは哀悼の意を表するコメントを発表し、逝去されてからもCMは放映されていました。

伝統にんにく卵黄は健康食品ですから、本来であれば中止となるはずですが、所属事務所のご意向もあって、広告を続けたようです。

CM撮影の現場では一度も座らない

高倉健さんといえば撮影現場では座らないことで有名です。そして、このCM撮影の現場でも一度も座ることはなかったそうです。

撮影期間中に足しげく通った洋食店

撮影期間中は、「グルマンハウスふじや」という老舗の洋食店のタンシチューがお気に入りだったそうで、足しげく通っていたようです。

参考:高倉健さんがあのCM撮影で連日通ったタンシチューが絶品だった

小物にも小さなこだわり

このCMは細部までこだわられて作られており、たとえば高倉健さん扮する農夫がかぶる帽子は、「ヘリーハンセン」で、長年愛用した色合いや重厚感をだすために、自然な汚れやダメージをつけたり、色を塗ったりと、小物にもこだわっています。

また、作業小屋のシーンで映る椅子は、長年愛用しているという設定なので、生地がすれて色あせたようにみえるように加工しているそうです。さらに、ラジオやポット、コップやその他もろもろの小物は、古くても渋くて画になるものを選んだそう。

トラクター

健康家族伝統にんにく卵黄CMで高倉健が乗ったトラクター

引用:いよいよ第二弾「収穫篇」オンエア!高倉健さんが伝説の農夫を演じる健康家族のCM

健康家族伝統にんにく卵黄CMで高倉健が乗ったトラクター

椅子や小物

健康家族伝統にんにく卵黄CMで高倉健が使った小物

引用:いよいよ第二弾「収穫篇」オンエア!高倉健さんが伝説の農夫を演じる健康家族のCM

健康家族伝統にんにく卵黄CMで高倉健が使った小物

作業場

健康家族伝統にんにく卵黄CMで高倉健が使った作業場

引用:いよいよ第二弾「収穫篇」オンエア!高倉健さんが伝説の農夫を演じる健康家族のCM

健康家族伝統にんにく卵黄CMで高倉健が使った作業場

伝統にんにく卵黄「筋肉モリモリおじいちゃん」

筋肉がすごいおじいさんが出演しているCMです。孫娘が自分の祖父を友達に紹介するという話ですが、マッスルすぎて笑ってしまいます。このおじいさんは誰なのか?検索する方もいるため、調査しました!

マッスルおじいさんは秋元綱介(あきもとこうすけ)

健康家族伝統にんにく卵黄のCMに出演した筋肉おじいさんの秋元綱介

出典:2009年NBBF全日本マスターズ70歳以上写真集

おじいさんは秋元綱介(あきもとこうすけ)さんという、福岡市在住の高齢者ボディビルダーの方です。写真は76歳?くらいのときです。

46歳から筋トレを始め、51歳からは国内の大会に出場、63歳のときには60歳以上の部の世界大会で初優勝。そこから4連覇をするなどの快挙を達成しています。

今も現役の高齢者ボディボルダー

80歳でボディビル大会に出場する筋肉おじいさんの秋元綱介

出典:福岡初「無料でプロが指導するトレーニングジム!」アメリカンジム福岡公式サイト

このCMが放映していたのは2001年と、秋元さんは60代半ばでしたが、2013年には御年80歳でボディビルディング大会にも最高年齢で出場しているそうです。

69歳のときに、重い不整脈からペースメーカーを植込むなどの困難がありながらも、元気にボディビルを続けているとのことで、まさに生涯ボディビルダーなんですね。

ストーリー仕立ての「やずや」のCM

株式会社やずやは老舗のメーカーとして、福地ホワイト六片を使った雪待にんにく卵黄をはじめとした、様々な食品を販売しています。CMのイメージとしては、ミニドラマのようにストーリー仕立てのものが多く、真面目な印象が見受けられます。

にんにく卵黄のCMではないですが、逝去された大滝秀治(おおたきひでじ)さんの、熟成やずやの香醋(こうず)CMで「やずや、やずや」というフレーズを耳にした方は多いのではないでしょうか?

やずや「雪待にんにく卵黄物語」ユウキちゃんシリーズ(全12話)

にんにくで有名な青森県南部の田子町に住む主人公の「ユウキ」と、にんにく栽培で生計を立てる寡黙な「おじいさん」の2人の物語です。

雰囲気のあるドラマ仕立てになっている「雪待にんにく卵黄」のCMですが、ユウキが小学生から中学生になると、親戚一家のもとに住むことなり、複雑な人間関係の中での成長物語といっていいでしょう。

ちなみにこのCMは2004年~2006年頃に放映されていましたが、設定が細かく感動大作なので、いまだに根強い人気をほこっています。

公式「やずや雪待にんにく卵黄」公式サイトはこちら

「雪待にんにく卵黄物語」の出演者、キャスト、俳優

ユウキ役…詳細不明

やずやにんにく卵黄のCMに出演のユウキ

ユウキ役の女の子は、残念ながら詳細はわかりませんでした。子役劇団に所属していたなどの話もありますが、たしかではありません。

ユウキの設定

おじいさんと2人暮らしをするユウキは、青森県南部の田舎町で生まれ育った。小学6年生から中学生になると、おじいさんの元を離れて親戚の家に居候になる。

おじいさん役…本物のにんにく農家

やずやにんにく卵黄のCMに出演のおじいさん

おじいさんは役者や俳優ではなく、なんと本物のにんにく農家をしている方だそうです。ちなみに80代になった今でも、息子さんとにんにく農業を続けているそう。

おじいさんの設定

ユウキの祖父。先祖代々、青森県南部の田舎町でにんにくを育て暮らしている。寡黙な性格であり、孫娘を自分で育てていいのか悩んでいる。

親戚一家…詳細不明

やずやにんにく卵黄のCM出演の親戚一家

親戚一家の4人とも、残念ながら詳細はわかりませんでした。

親戚一家の設定

弘前市に住むユウキの親戚一家。ユウキは中学生となりこの親戚のもとに預けられることになる。家族構成は、おじ、おば、兄、妹の4人家族。ちなみに、おじは大学の先生。

CMナレーション…奈良岡朋子(ならおかともこ)

やずやにんにく卵黄のCMナレーションの奈良岡朋子

出典:奈良岡朋子ならおかともこ|劇団員|劇団民藝公式サイト

雪待にんにく卵黄物語のナレーションは、ベテラン女優の奈良岡朋子(ならおかともこ)さんがつとめます。

CMの雰囲気と奈良岡さんの気品のあるナレーションが合っているだけではなく、青森に住んでいた縁があることも起用された理由かもしれませんね。

奈良岡さんは今でも一人語りや舞台など、精力的に活動されている女優さんですので、気になる方は足をお運びになってみるのはいかかでしょうか。

「雪待にんにく卵黄物語」のストーリー

第1話収穫編夏(0秒~28秒)

にんにくの産地として有名な青森県の田子町。この地で約半世紀のあいだ、にんにくの収穫をおこなってきたおじいさん。

ユウキの朝は小学校に登校する前に、にんにく畑にいるおじいさんにお弁当を届けることから一日がスタートします。

第2話泥洗い編夏(29秒~1分2秒)

収穫したばかりのにんにくには、まだ土がついているため、ユウキとおじいさんは近くの川で泥を一つ一つ丁寧に落としていきます。

育てて収穫して終わりではなく、その後も丁寧に作業していきます。ユウキはこのおじいさんが作ったにんにくが、最高だということを皆にわかってもらいたいと願います。

「いくら手をかけても、高いにんにくは買ってもらえない。そういう時代なのでしょうか?」という、ナレーションが印象的です。

第3話夕食編夏(1分3秒~1分34秒)

家ではとれたばかりのにんにくの茎を、おじいさんが切っています。その後姿からは、丹精を込めて作ったにんにくへの愛情が感じられます。

ユウキは朝から仕事をするおじいさんに気をつかいますが、寡黙なおじいさんは疲れているはずなのに、そのまま作業を続けます。

そんなおじいさんのために、夕食のおかずとしてにんにくを準備するのでした。おじいさんを思うユウキの優しい心は、おじいさんにも伝わっているようです。

第4話駅舎編冬(1分35秒~2分6秒)

季節がすすんで中学生になったユウキは、おじいさんと2人暮らしをしていた田子町から、遠い親戚が住む地方都市の弘前市で暮らし始めます。

下校中の学校帰りの駅のそばで、にんにくを焼いている露天のおばさんをみたときに、ユウキはおじいさんのことを思い出し、心が切なくなります。

そして、おじいさんが育てるにんにくは、降り積もる雪の下でしっかりと育っているのか、北国の寒さに負けずに芽がでているのかを心配します。

第5話小包編冬(2分7秒~2分39秒)

ユウキが居候する親戚の家に帰ると、おばさんから小包が届いていると聞かされます。

部屋に戻り小包を開けると、そこには箱いっぱいににんにくが入っています。そして一通の手紙には、おじいさんから「からだに気をつけてください」の一言。

もっと他にも送るものがあってもいいじゃないかと思いますが、おじいさんの不器用さと愛情が伝わるようでした。

第6話丸揚編冬(2分40秒~3分11秒)

ユウキはおじいさんからもらったたくさんのにんにくを、親戚一家に食べてもらうために、さっそく丸揚げにして夕食の食卓にだしました。

しかし、従兄弟の兄は「いやだよ、臭いから」と拒絶。それをみて従兄弟の妹は「フッ」と嘲笑したかのように笑います。せっかくの好意を踏みにじられたユウキは今にも泣きそうです。

普段からにんにくを食べなれていない家庭なら、丸ごとにんにくがでてくるのは抵抗がありますが、それでも親戚一家との関係もあまりよくはなさそうです。ここにはユウキの居場所がないとも感じられます。

第7話帰郷編夏(3分12秒~3分42秒)

ユウキは初夏のある日の突然、2人が暮らしていたおじいさんの家に戻りたいと親戚一家に相談をします。

学校の期間だったのでしょう、心配するおばさんでしたが、厳しい顔で見つめるおじさんは、思いつめたユウキに家にもどる賛成をしてくれます。

そして家にもどる途中のバスでは、青々と育ったにんにく畑が一面に広がり、それを車内から眺めるユウキ。そして、にんにくをじっと見つめるおじいさん。

第8話湧水編夏(3分43秒~4分12秒)

おじいさんの家に戻り、ユウキは2人で住んでいたときのように、にんにくの収穫を手伝います。夏の暑さで大汗を流しながらも、せっせとにんにくを収穫するユウキとおじいさん。

収穫の合間には、雪解け水が流れでる近くの湧水で体を涼めます。冷たい水で暑さを忘れるユウキでしたが、どこかしら心につかえがあるようにみえます。

また、寡黙なおじいさんもじっと座りながら一点をみつめ、なにかを考えているようでもあります。にんにくの収穫はまだまだ続きそうです。

第9話停車場編夏(4分13秒~4分42秒)

収穫作業も終わって親戚の家にもどることとなったユウキ。バスを待つユウキ、そしていつものように収穫したにんにくを渡すおじいさん。

帰りのバスが到着し、乗り込むユウキと、それをじっと見つめるおじいさん。そしてユウキはなにか喋りかけようとして、バスの扉は閉まってしまいます。

バスが動き出し、後ろの窓から小さくなるおじいさんをみつめたあと、ユウキは向こうでも頑張るぞ、というようにうなづくのでした。

第10話雪どけ編春(4分43秒~5分13秒)

冬を乗り越え、春を迎えてもまだまだ寒さが厳しい青森県。おじいさんはにんにくの成長を確かめながら、遅めの目覚の春を待ちます。

その一方、ユウキは住んでいる親戚の家の掃除を手伝います。従兄弟の妹とも打ちとけた関係になったのか、掃除はつらい作業ながら、どこか笑顔がこぼれて楽しそうな雰囲気です。

ユウキは徐々にですが、心の中の厳しい冬を乗り越えて成長しています。遅い春はもうそこまでやってきています。

第11話なごり雪編春(5分14秒~5分45秒)

従兄弟の兄が身支度を整えて家を出ることになりました。東京の大学にいくのでしょうか?妹は悲しげに「切符、持った?」とたずねます。その頃、ユウキは兄のために台所でにんにくを揚げています。

これから旅立つ兄を見送る親戚一家とユウキ。ユウキはにんにくを入れたお弁当を渡しますが、「にんにく?」と、兄は笑顔でたずねます。以前は「いやだよ、臭いから」と言っていた頃からすると、親戚一家とは心が通い合ったようです。

そして家を後にする従兄弟の兄。その背中と名残り雪を、ユウキはただ見つめています。一つ一つユウキは成長していきます。

第12話さくら編春(5分46秒~6分5秒)

親戚の妹と一緒に出かけるユウキ。妹が「東京じゃ3月に咲くんだって」、ユウキが「ウソだー」と、言いながら仲良く買い物をしています。そんなとき、店頭に並んだにんにくに目がとまりました。

にんにくを手にとってじっと見つめるユウキ。おじいさんを思い出しているのでしょうか。そんなユウキをみて妹は微笑んでいます。

満開の桜のなかの帰り道、2人の足取りは自然と軽やかです。一方、おじいさんはにんにくの収穫にむけて道具のお手入れをしています。その顔はどこか寂しそうであり、そして力強さも感じるのでした。

マツコデラックスも感動する深イイ話

伝統にんにく卵黄のCMを深イイ話で紹介するマツコ・デラックス

出典:しゃべくり”と“深イイ”が合体SP!

このやずやの雪待にんにく卵黄のCMは、日テレ系番組の「人生が変わる1分間の深イイ話」のなかで、マツコ・デラックスさんがこの伝統にんにく卵黄のCMを取り上げてたことで、再度注目をあびました。

マツコさんはこのCMには深イイ話があると紹介し、出演するユウキちゃんに感動して、なんと伝統にんにく卵黄を大量に購入したそうです。

引用:やずや雪待にんにく卵黄のCMは実は感動大作だった!※CM動画あり-Togetterまとめ

「雪待にんにく卵黄物語」のCMの疑問

なぜユウキは居候しているの?

第一話ではユウキは小学6年生です。第四話では中学に上がり、おじいさんと2人暮らしの家を離れ、ユウキは地方都市の弘前市に住む親戚一家の家に住み込むことになります。

ちなみに弘前市は、田子町から車で2時間以上走ったところにある、青森県の三大都市(青森、弘前、八戸)の一つと言われている、比較的に人口の多い地域です。

ユウキ役の女の子は誰?

調べましたが、わかりませんでした。しかし、深イイ話で紹介されたさいに、マツコさんあてにユウキちゃん役の女の子からの手紙が届き、そこでは21歳になったと書いてありました。(2013年2月25日放送の深イイ話)

ユウキのおじいさん役は誰?

ユウキのおじいさん役の方は、なんと本物のにんにくを作っている農家のおじいさんだそうです。「やずや、やずや」のフレーズでお馴染みの大ベテラン俳優、大滝秀治(おおたきひでじ)さんは、おじいさんの芝居をみて大絶賛したとのこと。

なぜおじいさんと2人暮らしをしていたの?

ユウキとおじいさんは2人暮らしをしていました。なぜ2人暮らしをしているかというと、父は3歳のときに出稼ぎに出たまま行方不明、母はユウキが8歳のときに病気で他界という、なんとも不遇な家庭環境になってしまったため、祖父と孫娘の2人暮らしになってしまったのです。

「雪待にんにく卵黄物語」のロケ地

ロケ地は主に青森県の田子町、そして弘前市での風景がよくみられます。わかった場所だけですが、ご紹介します。

四話の駅舎編は、弘南鉄道の弘前中央駅

伝統にんにく卵黄のCMにでる弘南鉄道の弘前中央駅

出典:中央弘前駅-Wikipedia

四話の駅舎編での、ユウキが駅前の橋を渡って、にんにくを焼いている露天のおばさんをみているシーンでは、後ろに弘南鉄道の終点弘前中央駅がみえます。

七話帰郷編、九話停車場編のバスは「南部バス」

伝統にんにく卵黄のCMでユウキが乗った南部バス

出典:南部バスの写真

第七話帰郷編と、第九話停車場編でユウキが乗っていたバスは「南部バス」で、いすゞCJMという古い車種だそうです。岩手県北自動車南部支社が運営しているので、田子町でも走っています。

しかし、停車場編ででてくる「田沼」というバス停は南部バスの路線ではないので、架空のバス停だと思われます。

八話で水浴びをしている滝は「みろくの滝」

伝統にんにく卵黄のCMでユウキが乗った南部バス

出典:みろくの滝|青森県観光情報サイトアプティネット

第八話ででてくる、ユウキとおじいさんが水浴びをしていた滝は、田子町の観光地にもなっている「みろくの滝」です。

ちなみに、大きな岩が横顔を向いたスヌーピーに見えることから「スヌーピーの滝」、細い糸のように岩肌をすべり落ちることから「ソーメンの滝」などとも言われています。

家族愛に感動する「にんにく玉本舗」のCM

にんにく玉本舗では、テレビCMというよりかは、どちらかというとオンラインに特化したWeb動画といっていいかもしれませんが、かなりの感動作なのでご紹介します。ちなみに、私がみたメーカーのCMの中で一番感動したものです。

公式「にんにく玉本舗のにんにく玉ゴールド」公式サイトはこちら

「にんにく玉15のレシピ」ストーリー

現在の社長である山田一郎さんと、家族の絆とにんにく卵黄を商品化するまでの物語をノンフィクションで描いています。

頑固な性格の父親が病気となり、さらに事業による決別から父と子の関係は修復不可能に。連絡をとらずに8年が過ぎたとき、父の新たなる事業によって母の苦労がたたって倒れてしまう。

この新たなる事業がにんにく卵黄の「にんにく玉」なのですが、実家に戻った一郎さんは軌道にのせるために奮闘し、少しずつ家族と親子のほころびが解消しつつあったころ、母は過労で亡くなってしまう。

父親だけでは事業を回せなくなったことで、一郎さんはやむなく本業の仕事をたたみ、この「にんにく玉」の事業を本格的に手伝います。

まだまだ父と子の関係は良好ではなかったものの、お客さんからの数々のありがとうのお声で一郎さんのやりがいとなり、心が温かくなったことでふと父に言った「ありがとう」の言葉で、数年の確執が解消されたという話です。

222作品の動画コンテストでファイナリストまで残る実績

にんにく玉15のレシピということで、15のシーンを時間軸を交錯しながらみせる展開は、さながら一本の短編映画のような雰囲気があります。

それもそのはずで、「ブレーンオンラインビデオアワード」というオンライン動画のコンテストで、2014年度の広告主部門ファイナリストまで残った実績があります。

「BrainOnlineVideoAward」(BOVA=ボバ)は、映像制作業界の活性化と、これからの次代を担うオンラインビデオクリエイターの発掘と育成を目指し、ブレーンが開催する、オンライン動画のコンテストです。

引用:オンライン動画コンテスト「BOVA」

ちなみに、広告主部門では222点の応募作品があり、他のムービーはホンダや資生堂、サントリーやヤフー、リクルートやその他大勢の名だたる大企業が応募している中で18のファイナリストに選出されています。

また、この動画はソーシャルメディアを中心に、20代や30代の方が父の日に親子で一緒にみたいと口コミがおき、2014年6月5日~6月6日の2日間で、なんと7万2352再生回数の視聴数を記録したそうです。今で言う「バズったバイラル動画」ということですね。

たしかにかなりの感動作。しかも物語はノンフィクションなので、より心が揺さぶられるCMとなっています。

社長自ら登場する「てまひま堂」のCM

創業11年と、他のメーカーと比べると社歴は浅いものの、自社工場を持つまでに成長した鹿児島に拠点を構えるメーカーです。

こちらは他メーカーのストーリー性があるCMとは違うので、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、安心と安全をお伝えすることを第一に作られたCMとなっています。

また、てまひま堂では製造過程から商品の発送までがみえる、工場見学ツアーもおこなっているので、興味のある方はぜひ申し込んでみるといいと思います。

公式「てまひま堂にんにく卵黄229-55」公式サイトはこちら

まとめ

いかかでしたか?メーカーによって様々な印象を受けるCMが多かったですよね。感動作や話題になったCMも、にんにく卵黄のメーカーの特徴でしょう。

また、他にもおすすめしたいCMなどがあったら、ご紹介したいと思います。

公式「健康家族の伝統にんにく卵黄」の公式サイトはこちら

公式「やずや雪待にんにく卵黄」公式サイトはこちら

公式「にんにく玉本舗のにんにく玉ゴールド」公式サイトはこちら

公式「てまひま堂にんにく卵黄229-55」公式サイトはこちら

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