目の下のたるみや、ほうれい線が気になる方は、年齢を重ねるにつれて多くなってきます。
そんなときは表情筋トレーニングやエクササイズ、メイクでごまかすなどありますが、やはり根本的な解決のためには体の内側から働きかけることが一番です。
そこでおすすめなのがにんにく卵黄。滋養強壮や疲労回復の効果が強いイメージがありますが、使用される原料のにんにくと卵黄は自然食だからこその美容効果が期待できます。
たるみ、ほうれい線ができる原因
にんにく卵黄について解説するまえに、まずはなぜたるみやほうれい線ができてしまうのか、その原因を知っておきましょう。
目の下のたるみとは?
目の下がたるんでしまうのは、眼球の周りの眼輪筋といわれる筋肉が脂肪を支えきれなくなったことで、涙袋が大きくたるんでしまった状態です。
目元の皮膚はもともと薄いためたるみやすく、さらにたるみの影響で影ができると、大きな黒いクマになってしまうことがあり、いくらメイクで隠そうと厚塗りをしても難しくなってしまいます。
ほうれい線とは?
ほうれい線は表情筋が衰え、ほほの厚い脂肪が重力に耐えられなくなり、皮膚や皮下組織がたるんだことでクッキリと線のようにみえてしまった状態です。
表情筋には30種類以上あり、互いに支えあって存在していますが、加齢の影響を受けやすいのが口輪筋(こうりんきん)や、頬骨筋(きょうこつきん)です。
加齢でコラーゲンが不足したことが原因
たるみやほうれい線、シワなどの老け顔の一番の原因は、加齢によって肌にあるコラーゲンが減少したことです。
このコラーゲンは体内でつくられるタンパク質の一種なのですが、残念ながら表情筋のトレーニングや、コラーゲンを食べたり飲んだとしても、肌のコラーゲンが増えることはありません。
ただし、コラーゲンの生成を促進する成分としてアミノ酸を摂取することはとてもオススメ。にんにく卵黄にはアミノ酸が多く含まれているので、エイジングケアに効果的な成分が含まれています。
にんにく卵黄のエイジングケア成分
にんにく卵黄のどんな成分がお肌に働きかけるのか、代表的なエイジングケア成分について解説しています。
たんぱく質の材料のアミノ酸が豊富に含まれる
にんにく卵黄にはアミノ酸が多く含まれます。人間の体は何から何まで全てたんぱく質でつくられており、その材料となっているのがアミノ酸です。
肌に関して言うと、血液中のアミノ酸の過不足は肌のツヤやハリ、弾力を失う要因にもなり、乾燥肌を助長させてシワやたるみを引き起こします。
アミノ酸は成長ホルモンの分泌を促進させ、肌のターンオーバーを正常化する作用があるため、内側から若返るためにしっかりと補給しましょう。
とくに卵は完全栄養食品と言われるほど栄養価が高く、アミノ酸のバランスを示すアミノ酸スコアは最高点の100点をたたき出します。つまり、卵は美容食品でもあるのです。
レシチンが肌細胞を活性化する
卵黄に含まれるレシチンは、体に不必要な物質を排出し、肌細胞の活性化を促進します。また、脳の神経伝達物質であるアセチルコリンの材料となるので、認知症の予防を期待できると言われています。
このレシチンは人間の細胞膜を構成する重要な生体成分ですが、年齢とともに減少するため、不足することで肌のシミ、シワ、たるみの原因にもなります。そのため外から補わなければなりません。
レシチンは乳化作用や皮膚への浸透性を高める効果もあるため、化粧品や医薬品など広く使われていますが、にんにく卵黄にも豊富に含まれています。
若返りビタミンのビタミンE
卵黄に含まれるビタミンEは「若返りのビタミン」と言われるほど、エイジングケアに効果的な成分です。他にも「妊娠ビタミン」や「子宝ビタミン」と呼ばれるなど、女性に嬉しい効果のある成分です。
私たち人間は必ず酸素を吸って生活をしなければいけません。そのさいに「活性酸素」が生まれますが、体を外的から守る働きがあるものの、増えすぎると細胞を攻撃し、加齢につながります。
この活性酸素を増やさないようにするのが、抗酸化作用のあるビタミンEです。また、にんにくの主成分アリシンと、卵黄のレシチンが結合することで生成された「脂質アリシン」も同様にビタミンEの効果があるため、にんにく卵黄を飲むことでより若返りの成分を相乗的に摂取できます。
他にもビタミンEは血行促進の作用もあるため、飲み続けることで新陳代謝が活発になり、血行がよくなったことで肌のトーンを明るくもしてくれます。
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年齢美容に特化した烏骨鶏のにんにく卵黄
基本的ににんにく卵黄は、にんにくと卵黄だけでもエイジングケアに最適な成分が自然と含まれています。しかし、より美容に特化したにんにく卵黄として、口コミでも評判のある「烏骨鶏のにんにく卵黄」があります。
にんにくと卵黄の美容成分についてはこれまで解説してきましたが、烏骨鶏のにんにく卵黄には、さらに以下のような成分が含まれます。
ツバキ種子エキス
- アマニ油
- ポリフェノール
- ゴマグリナン
- 納豆菌
このように女性視点で原料を含めているにんにく卵黄のため、たるみやほうれい線を改善する目的で飲むのもいいかもしれませんね。
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まとめ
にんにく卵黄は滋養食としての印象が強いですが、自然と美肌成分が含まれているため、たるみやほうれい線などの改善としてアンチエイジングケア効果が期待できます。
といってもにんにく卵黄はあくまで食品。副作用はとくにありませんが、薬のように即効性はないため、継続して飲み続ける必要があります。
年齢をメイクでごまかすというのは、根本的な改善にはなっていません。もし、最近お肌の調子が気になってきたという方は、この機会に試してみるといいかもしれませんね。
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