「玄関に置いたはずの鍵がない!」、「ポケットに入れたはずの携帯電話がない!」、「スーパーで何を買うか忘れてしまった!」という経験はありませんか?
たまに物忘れしてしまうことはあっても、すぐに思い出せたのは随分と昔のこと、なんて人は物忘れが進行している可能性があります。記憶力の低下は脳の衰えの一つです。
放っておけば、ボケがすすみ、認知症(痴呆症)になる可能性も高くなります。そんなときにおすすめの食品として紹介したいのが「にんにく卵黄」。
そんな食品で効果があるのかと思う方もいるでしょうが、ここでは、なぜにんにく卵黄が物忘れなどにいいのか、含まれる成分とともに解説をしています。
脳は年齢とともに衰えていく
加齢による物忘れと認知症による物忘れは違う
物忘れと認知症は違うことをご存じですか?ここではよく間違われがちな、物忘れと認知症の違いについて解説しています。(※ちなみに「痴呆」は現在は使わなくなり、「認知症」として改められています)
加齢による物忘れ
加齢による物忘れというと、たとえば「鍵をかけるのを忘れてしまった!」や、「なにを買えばいいのかを忘れてしまった!」など、自分本人が忘れたことを自覚しているということが特徴です。
食べたメニューの一部を忘れる、ちょっとしたヒントがあればドラマの結末を思い出すなど、日常生活に支障がない範囲内が、加齢による物忘れです。
認知症による物忘れ
上述した加齢による物忘れは、自分本人が自覚をしていることが特徴ですが、認知症はその自覚すらありません。つまり、そもそも鍵をかけるという概念がない、なぜ自分が買い物をしているのかさえわからない、などです。
食べたことさえ忘れる、すぐわかるようなヒントでさえ思い出せないなど、日常生活に支障があるほどの物忘れは、認知症の症状が当てはまります。
65歳以上の5人に1人が認知症になる
この高齢化社会、認知症の患者数は、65歳以上の高齢者で2012年時点では462万人と、7人に1人の割合でしたが、2025年には役700万人となり、5人に1人は認知症患者になると見込まれています。
出典3 高齢者の健康・福祉|平成28年版高齢社会白書(概要版) - 内閣府
平均寿命が延びている昨今、認知症患者は比例して増加傾向といえます。自分は大丈夫!なんて思っていても、認知症は自覚すらないのですから、とても怖いですよね。
認知症は主に2種類ある
認知症は大きく分けると2種類になり、「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」となり、この2種類が8割を占めています。
出典認知症の種類について-もの忘れドック | 医療法人財団 康生会 武田病院画像診断センター
アルツハイマー型認知症
物忘れ程度の記憶障害から始まり、何度も同じことを言う、時間や場所がわからなくなる、末期になると家族の名前や顔がわからなくなり、会話もできなくなってしまいます。
円グラフをみると、認知症の6割はアルツハイマー病となっており、言葉自体は聞いたことがある方が多いと思いますが、医療が発達した現代でさえ、原因がハッキリしていません。
アルツハイマー型認知症の特徴は、脳の神経細胞が減少し、脳が小さくなる、老人斑(ろうじんはん)というシミが広がるなどの変化があります。
脳血管性認知症
脳血管性認知症は、アルツハイマー病と違い、原因がはっきりしているのが特徴です。
たとえば高血圧や高脂血症からくる動脈硬化によって、脳梗塞や脳出血が起きてしまうと、脳が部分的に機能を停止し、認知症になってしまうというもの。
つまり、なにかの病気が原因となり、二次的に発生してしまうのが、脳血管性認知症です。予防するためには、食生活や生活習慣を見直し、血液をドロドロにさせないなどの改善が必要です。
にんにく卵黄のボケ防止や認知症の抑制効果について
ここまで認知症について解説してきましたが、それでは冒頭に言ったように、なぜ、にんにく卵黄がおすすめなのか、含まれている成分の働きなどをみてみましょう。
アリチアミンが脳を正常にする
「アリチアミン」とは、にんにくの主成分であるアリシンと、にんにくと卵黄のともに含まれるビタミンB1が結合した化合物です。
私たちが食べた糖質をエネルギーに変える代謝をするという、大事な作用がありますが、脳の神経組織を安定させ維持をします。
これによって、情報伝達物質の働きがよくなり、頭の回転がよくなる。結果的に物忘れや、認知症の抑制となるのです。
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アセチルコリンで物忘れをなくす
脳は加齢によって老化すると解説しましたが、その脳の老化のカギをにぎっているのが、アセチルコリンといわれる伝達物質です。
アセチルコリンは、記憶や情報を伝えるための脳の伝達物質のなかでも、最も重要であり、加齢はこのアセチルコリンの量を減らしてしまいます。
すると記憶力がなくなり、物忘れが増えてしまうというわけです。にんにく卵黄には、このアセチルコリンの量を増やすための材料となる、卵黄の主成分のコリンがたっぷりと含まれています。
コリンはレシチンという成分を構成するリン脂質の一つで、これが不足することで記憶力の低下や、集中力がなくなり、いらいらすることが増えるため、脳の健康にはかかせないのです。
このような成分は卵黄に多く含まれ、脳細胞の破壊を抑えれくれるので、結果的に認知症の予防効果へとつながります。
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認知症の介護は家族の負担が大きすぎる
家族の誰が介護するのか
認知症というと本人だけの問題ではなく、最終的には家族の介護が必要となり、大きな負担となってしまいがちです。
家族の負担として、まず一番に考えるのが、誰が介護をするのかということです。実の子供なんだからやってくれる、あいつは独身だからやってくれる、長男の嫁ならなんとかしてくれる、なんて考えは絶対にいけません。
このような押し付けは古い時代の考えであり、しっかりと家族間で話し合う必要があります。終わりのない状態を感じやすく、精神的、肉体的にも追い詰められてしまうのが、認知症の介護です。
介護による金銭的な問題
認知症患者を介護する家族の方にも、仕事や生活があります。そのうえで介護サービスを利用することもあるでしょう。
しかし、いつまで続くかわからない介護、どれだけの費用がかかるかなんて検討がつきません。そのうえで金銭的な問題もつきまとうものです。
さらに予測のつかない出費もかかることが少なくなく、頭を悩ませてしまう問題でもあります。
近所迷惑になる可能性
認知症患者のなかには、近所迷惑になる行為をしてしまう可能性があります。うるさくしてしまって隣人トラブルになってしまうということは、多々ある話です。
このような近所迷惑は、周りに住む方の精神的な苦痛になってしまうこともあり、さらには家族にとってもより負担となってしまいます。
これからのためににんにく卵黄を飲み始めよう
私は今の段階では別に平気だし、仕事もバリバリしているから気にしていない、なんて思っている方は要注意です。
たとえばよくある認知症のケースとして、仕事を頑張ってきた方ほど、退職や引退をしたとたん、脳を使わなくなったことで急激に物忘れがひどくなる場合があります。
脳は使わなければどんどんと老化していきます。そうならないためにもにんにく卵黄を飲み始めてみるのもいいかもしれません。
たとえば夫婦でお互いに飲むなど、後々の家族にもボケて迷惑をかけないことは、よりよく生きるためのすべだとも思います。
まとめ
にんにく卵黄を飲んでいれば、絶対に効果が期待できるものではありません。ただし、脳にとっていい成分が豊富に含まれているのはたしかです。
健康的な脳をもつことは、認知症にならないためにも必要なことです。あなたのこれからのために、そして、だんだんと物忘れがひどくなっているあなたに、にんにく卵黄で脳を活性化し、健康をつくっていきませんか?
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